膝の痛みを感じる方は、動かすと痛いので、ついつい膝の曲げ伸ばしを避けがちになります。
もちろん、腫れたり、熱を持ったりしているようなときには安静が必要です。
しかし、いつまでも動かさないでいると、膝の関節やつながっている筋肉、腱、靭帯などの組織が固くなってしまいます。
そしてその結果、関節の柔軟性が損なわれて、さらに痛みが増加するという悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環を断ち切るために有効なのが、ストレッチです。
膝の稼働領域が広げ、痛みの軽減と予防に繋がりますので、ぜひ毎日少しずつ行ってみてください。
「朝起きたら布団の中で」「お風呂あがりに」というように、自分がやりやすい時間帯に組み込んでしまうと忘れずに続けることができます。
朝晩は忙しくて余裕がなければ、家事や仕事の前後や休憩時間を上手に使いましょう。
生活に取り込んで、習慣にしてしまうことが、毎日しっかり続けるための秘訣です。
それでは、膝を傷めずに自宅で手軽に行えるストレッチを紹介します。
まず、あお向けになり、両足を伸ばします。
両足のかかとを床につけたまま、足の甲をゆっくり、力いっぱい手前に反らし、5秒間キープします。
次に、甲をゆっくりと、力いっぱい伸ばし、再び5秒間キープします。
この運動は、膝関節を曲げるときに使うふくらはぎの筋肉を強化し、柔軟性を高める効果があります。
膝裏がポカポカと温かく感じたら、効果が現れている証拠です。
注意点ですが、膝裏に炎症や腫れがある場合は控えてください。
また、決して膝の痛みを我慢して行うことはないようお願いします。
ストレッチは、あくまでも軽度の膝の痛みに有効なものであり、重度の方が行うとかえって悪化する可能性があります。
また、いくら続けても、あまりにも痛みとれないときにも要注意。
やりかたが間違っているのかもしれません。
また、もしかすると、そもそもの痛みの原因が取り除かれていない可能性も考えられます。
あまり我慢しすぎずに、「おかしいな」と思ったら、改めて整形外科に相談に行ってみることをお勧めします。