膝裏のかゆみは、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹によるものが考えられます。
湿疹が体の部位に左右対称に出る場合、アトピー性皮膚炎が疑われます。
アトピー性皮膚炎の主な症状は、長く続く湿疹です。
皮膚が、カサカサ・ゴワゴワ・ジュクジュクとし、掻きむしるほどのかゆみがあります。
湿疹は治ったかと思うと、またひどくなる…といったことを繰り返します。
年齢では、学童期に特に肘や膝裏といった部分に顕著に症状が出ます。
原因は、子どもの場合は食べ物が多く、大人は周囲の環境、ストレス、ダニなどのハウスダストが多いと言えますが、複合的な要素が重なることも多いので、病院で血液検査や皮膚テストを通して原因を突きとめることが大切です。
きちんと治さないと、そこの部分の色素が沈着して、汚い色になってしまいますから、皮膚科に行って症状の段階に応じた薬を処方してもらうことをお勧めします。
症状が「どんなときに」「どんな状態で」「どの時期に」出るのかをきちんと伝えられるよう、まとめておくと良いでしょう。
また、家族にアトピーや花粉症といったアレルギーの病気の人がいるかどうかも重要な情報になります。
膝裏のかゆみの治療には、ステロイド入りの薬が用いられます。
アトピーは、掻くとひどくなるのが分かっていても掻いてしまい、皮膚が傷つき、その刺激がまたかゆみを引き起こすという悪循環におちいります。
これを断ち切るため、ステロイド入りの薬で皮膚状のただれを一度治してしまい、皮膚のダメージを最小限に食い止めます。
ステロイドは怖いというイメージがありますが、抗炎症作用と免疫抑制作用を備えた優れた薬です。
強さも6段階程ありすますので、ちゃんとあったものを出してもらい、塗り方、量など守れば副作用の心配もせず済みます。
膝裏のかゆみや皮膚のただれは、ストレスになります。
そして、ストレスはアトピーの悪化因子の1つです。
適切な治療が行われていないと、アトピーもストレスも悪化する、悪循環に陥いってしまう可能性があります。
アトピーは、人によって時間がかかることがありますが、適切な治療で治る病気です。
医師に疑問に思うことを積極的に質問したり、アトピー教室やサークルに参加したりして、悩みや不安を上手に解消していきましょう。
まだ自分で精神的なコントロールができない子どもには、スキンシップを大切にして、ストレス緩和を心がけてあげてください。